【見守り情報】 相続税対策のつもりが元本割れ 銀行窓口での保険契約
見守り新鮮情報 第303号 平成30年3月6日
◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
ご注意 相続税対策のつもりが元本割れ 銀行窓口での保険契約
定期預金が満期になり、銀行に行ったところ、窓口で「相続税対策になる。○
○生命という会社を知っているか」と言われた。社名は知らなかったが、相続
税対策になるならと思い、よく理解は出来ないまま、1千万円と5百万円の契約
をし、支払った。銀行が保険を勧誘するとは思っておらず、元本保証の定期積
立のつもりだった。先日、運用状況通知が届き、外貨建ての15年満期の保険だ
と知った。80歳代の私には長期保険契約は必要ないし、元本も減っていた。契
約の際には元本割れのリスクの説明は受けていない。(80歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆銀行の窓口で勧められたので預金のようなものだと思ったり、預金にするつ
もりの商品として、元本保証だと思ったりして、長期間の保険商品を契約し
てしまったという相談が寄せられています。また投資経験がないのにリスク
が高い外貨建ての保険商品を勧誘され契約したケースもあります。
☆銀行でも保険商品を販売していますが、預金とは異なり、満期時や中途解約
時に元本割れとなる場合があります。また、外貨建て保険では為替変動リス
クが生じたり、日本円と交換する際に手数料が必要となったりすることがあ
ります。契約内容がよく分からなければ契約をしないようにしましょう。
☆契約直後であれば、クーリング・オフが出来ることがあります。不明な点が
あれば、お早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください
(消費者ホットライン188)。
イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。
<詳細>
保険商品の銀行窓口販売の全面解禁から10年を迎えて-新たに外貨建て保険の
トラブルも-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20171221_1.html
●全国の消費生活センター等の相談窓口
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